妻が不妊治療中に僕がしたこと

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不妊治療の経験があるご夫婦であれば、その辛さがどれくらいなのか、ご理解いただけると思います。
 
特に、体外受精は肉体的・精神的・金銭的にも大変辛く、僕もその経験者の1人です。
 

不妊治療をするきっかけ
 
僕は、24歳の時に結婚し、1年間は夫婦二人きりの生活を楽しみましたが次第に子供が欲しくなりました。
 
まだ、25歳だし自然に授かるだろう...と、軽い気持ちでいましたが、妻はそうではなかったようです。
 
ある日、僕が家に帰ると、妻が神妙な顔で「産婦人科に行ってきた」と言いました。
 
子供ができにくい体質だとお医者さんから言われたそうです。
 
僕の知らない間に何度も産婦人科に足を運んでいたそうです。
 
話を聞いた僕は、一緒に不妊治療をしていくことにしました。
 
 
 

タイミング療法、そして体外受精
 
不妊治療には、順序があり、基本的には①~③のようになります。
 
①タイミング療法
②人工授精
体外受精
 

僕たちも①のタイミング療法からスタートしました。
 
(僕の方の検査は異常ありませんでした。)
 
妻は毎朝、基礎体温を計り、記録を付け、排卵周期を確認しました。
 
排卵の時期を予測して、排卵日の前々日・前日・当日に性交渉をし、結果待つ。それを半年ほど行いましたが、授かることはできませんでした。
 
半年という期間は、短いかもしれませんが、当の本人たちは、精神的に結構大変なんですよね...
 
 
 
半年間、タイミング療法を行ってきましたが、妻が突然、「体外受精をする!」と言いました。
 
妻的にも、体外受精をすれば必ず子供を授かれるという考えがありましたし、早く子供を授かりたいという気持ちが強かったんだと思います。
 
そして、産婦人科体外受精をしたいと申し出ました。
 
まだ25歳だし、もしかしたら断られるんじゃないかと思ったんですが、すんなり承諾されました。
 
今の時代、20代でも体外受精を行っているご夫婦はたくさんいるそうです。
 
 
 
体外受精に挑戦、そして辛い日々...
 
僕たちの場合、採卵・受精・胚培養まではスムーズに行うことができました。
 
妻の肉体的苦痛はありましたが...
 
採卵では、6つの卵子を採取することができました。
 
そして、受精・胚培養を経て胚移植・・・
 
1回目の胚移植では、1個の卵を移植しました。
 
結果は、授かることはできませんでした。
 
当然、精神的にも苦しいですが、体外受精は金銭面で家計を圧迫します。
 
無限にできるわけでは無いので、たった1回の失敗が相当つらいです。
 
2回目も1個の卵を移植しましたが、授かることはできませんでした。
 
3回目はお医者さんから卵を2つ戻してみないかと提案されました。
 
少しでも妊娠の確率が上がるならと承諾し行ってみましたが、それでも授かることはできませんでした。
 

残る卵は、2つ。
 

体外受精さえすれば、必ず妊娠すると確信していた妻と僕は、絶望しました。
 
僕は妻に少し休もうと声をかけると、妻もそれを承諾。
 
しかしそれから1週間後、妻は再度挑戦すると言い、残り2つの卵を移植することにしました...
 
 
 
僕がしたこと
 
4回目は残りの卵2個を移植しました。
 
これで授からなければ、当分お休みすると二人で相談してたので、できることはすべてやろうと決心しました。
 
 
 
まず、体を温かくすること。
 
葉酸サプリメントやビタミン剤などは、不妊治療当初から服用していましたが、その他にも体を温める為に生姜がいいということで、僕は毎日1個ずつ生姜をすりおろしました。
 
スープなどに入れて朝昼晩3食すべて妻に食べてもうらうようにしました。
 
途中で生姜を見るのも嫌になっていました...
 
 
 
あとは、妻のお腹に手を当て、話しかけ念じること。
 
手が空いている時は、必ず妻のお腹に手を当て、「元気で生まれてきてね」など話しかけたり、とにかくいい結果が出るように念じていました。
 
何か仮の名前でもいいので、生まれてくるだろう子供の名前を呼んであげたりもしました。
 
 
 
 
 

胚移植から約2週間後、ついにその時がきました。
 
 
 
僕は、仕事で一緒に立ち会うことはできなかったのですが、妻から電話で知らせを受けました。
 
 
 
 
 

妊娠したと...
 
 
 
 
 
電話で知らせを聞き、2人で喜び泣きました。
 

もちろん運もあったと思いますが、「妊娠することができた胚移植4回目」と「それ以前の胚移植」では、
 
・体を温める為に毎日1個ずつ生姜をすりおろすこと
・暇さえあれば、お腹に手を当て話しかけ念じること
 
を行ったことも妊娠に寄与したのだと自分では思っています。
 

すでに体外受精を行っている方、これから行おうとしている方がご覧になられていたら、すこしでもお力になれれば幸いです。